受け入れの仕組み

外国人技能実習制度の仕組み Structure of foreign technical internship system

技能実習制度の概略 Outline of technical intern training system

外国人技能実習制度は、日本の企業において主にアジアの若者を技能実習生として受け入れ、実際の実務を通じて実践的な技術や技能・知識を学び、将来、母国の経済発展に役立ててもらうことを目的とした公的制度です。

現状では、外国人を正規ビザで雇用することは中小企業にとって不可能に近い現状です。

しかしこの技能実習制度を活用すれば直接雇用契約を結ぶことができ、やる気のある人材を長期に確保することができます。

企業様は、当組合のような監理団体を通じて技能実習生を受け入れることができます。入国した技能実習生は、企業様と雇用関係を結び、実践的な能力を高めるために3年間(条件により最長5年間)の技能実習に入ります。

2030年には現在より最大で1,050万人も労働者が減少すると言われています。2030年にならずとも現場では日増しに労働者不足を実感しているのではないでしょうか?日本における外国人労働者の受け入れは時代の流れといえます。

そこで、当組合では、高度経済成長の真っ只中であり若年労働人口が豊富なベトナムおよび東南アジアの経済成長エンジンであるタイ、急速な改革が進み外資流入が始まったミャンマー、更に世界第4位の人口を擁し国民の平均年齢29歳のインドネシアから、日本での技術習得を希望し、現地政府機関からライセンスを得た送り出し機関による選抜・教育を受けた若い力である機能実習生の受け入れを提案いたします。

ASEANの中で、インドネシア、フィリピンに次いで3番目に人口が多いベトナム(約9,500万人)では20代の人口比率が17.8%を占めております。労働者の平均月収が2万~3万円程度と日本とはかなりの経済格差があり勤勉で労働意欲の高い人材を確保しやすい環境であります。なにより親日国家で国民も日本に憧れや親しみを感じています。

同じく親日国家のタイでは、教育水準の高い若者たちがキャリアアップのため日本を目指しています。学歴も高く、高度な技術を持つ者も多くいます。自動車整備職種の場合、短大の自動車整備課を卒業し、タイの自動車整備の国家試験合格者が日本への来日を目指しています。

更に、ベトナム、タイと同じく親日国家であるミャンマーからは、日本語能力が1ランク上を求められる介護職種の技能実習を希望する多数の若者たちが日本への来日を希望しています。

また、介護職種に関しては人口約2億7千万人、中国、インド、アメリカに次いで世界第4位の人口を擁し、全国民の平均年齢29歳という活気に満ち溢れるインドネシアからも技能実習を希望する多数の若者たちが日本への来日を希望しています。

受け入れ可能人数 Acceptable number of people

受け入れ人数は、常勤職員(社会保険加入者数若しくは週30時間以上勤務で年間271日以上勤務する職員)
数によって次のように決められています。

常勤職員数 1号実習生 2号実習生 3号実習生
30名以下 3名 6名 6名
31名から40名以下 4名 8名 8名
41名から50名以下 5名 10名 10名
51名から100名以下 6名 12名 12名
101名から200名以下 10名 20名 20名
201名から300名以下 15名 30名 30名
301名以上 常勤職員数の1/20 常勤職員数の2/20 常勤職員数の2/20

※ 1号実習生・・・技能実習1年目の実習生

※ 2号実習生・・・技能検定『基礎級』合格者で、技能実習2年目と3年目の実習生

※ 3号実習生・・・技能検定『3級』合格後に一時帰国し再入国の技能実習生4年目と5年目の実習生。

但し、3号実習生の受け入れは『優良基準適合』を受けた実習実施者に限ります。

常勤職員数30名以下の企業なら最大で15名受け入れることができます。

実習生の区分 1年目 2年目 3年目 4年目 5年目
1号実習生 3名 3名 3名 3名 3名
2号実習生(1年目) 3名 3名 3名 3名
2号実習生(2年目) 3名 3名 3名
3号実習生(1年目) 3名 3名
3号実習生(2年目) 3名
合  計 3名 6名 9名 12名 15名

但し、実習生の受け入れ人数に関して以下の規定があります。

1号実習生・・・ 常勤職員の総数を超えることはできません。(常勤職員数が2名なら実習生2名まで)

2号実習生・・・ 常勤職員の総数の2倍を超えることはできません。(常勤職員数が2名なら実習生4名まで)

3号実習生・・・ 常勤職員の総数の3倍を超えることはできません。(常勤職員数が2名なら実習生6名まで)

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